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☆ポプラ・クリーク公共図書館 (Amazing Libraries②)

「ポプラ・クリーク公共図書館」(アメリカ、イリノイ州)は、米国のLibrary Journal誌が“New Landmark Libraries”と題して発表した図書館建築ランキングで第1位に選ばれた図書館である。(設計、Frye Gillan Molinaro、2009)
過去6年間にオープンした米国の公共図書館から、図書館員と建築家からなる審査員によって選出されたものだという。・・・いやあ、この緑の光の壁には参りました。


Poplar_Creek_Library.jpg


このインテリアと比べると、建物の外観は特別なものではないような気がするのも仕方がないところか。しかしともかく、予算やデザインに制約の大きい「公共図書館」で、こんなアメイジングな建物を作ってくれるのだから素晴らしい。しかしこれって眼に優しいのかなぁ。


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☆まどのそとの そのまたむこう (Amazing Libraries①)


絵本美術館ando_library_interior


「まどのそとの そのまたむこう」は、いわき市の<絵本美術館>の名称である。建物は、海を見はらす高台にあって、窓の向こうには水平線が広がっている。この光景が、モーリス・センダックの作品のタイトルを想起させ、美術館の名前の由来にもなったらしい。そして中には、1500冊の絵本が、大きな木の書架に並んでいる。(建築設計・安藤忠雄、2005)



ギャシュリークラムのちびっ子たち
(エドワード・ゴーリー『ギャシュリークラムのちびっ子たち』、柴田元幸訳)


絵本美術館がコンセプトに選んだ5人の作家は、モーリス・センダック、マリー・ホール・エッツ、ガブリエル・バンサン、エドワード・ゴーリー、スズキコージである。そのほかに、ケイト・グリーナウェイ、ウォルター・クレイン、R・コールデコットなどの名作や、日本の古い絵本が並んでいる。幼稚園付属の図書館というような位置付けであるので、子どもたちが使わない日の限られた時間帯だけわれわれも見学ができる。
以上、報告します。





☆Visit to a Library in Venice

Visit to a Library in Venice

Pietro Longhi、visit-to-a-library

開催中の「ヴェネチア展」へピエトロ・ロンギを見に行く。
わたしの目当てはもちろん『Visit to a Library』(1760)である。が、見当たらない。出品リストにもないから当たり前か。仕方がないからロンギの『香水売り』や、『貴族の家族』を見る。これはこれで素晴らしい。


ティッツィアーノtitian055

次はティッツィアーノでも見よう。見たいのは『知恵(Wisdom)』(1560)である。が、見当たらない。マルチャーナ図書館の壁から剥がせなかったのか、今回は来てないのだという。キュレーターさんに相談すると、代わりにティントレットの『愛の始まりの寓意』(1562)を見て帰ればいいと言う。これも昔はマルチャーナ図書館にあった絵なのだからと。
そんなものかなとも思う。これはこれで素晴らしいのである。


PS. 帰りに「天亀八」でかき揚げ丼を食べようと思ったが、こちらも見当たらなかった。


☆「書斎の作家」の肖像

作家と画家の距離が今よりぐうーんと近かった時代、「書斎の作家」の肖像画も素晴らしいものが幾つも生まれて来た。今となっては、その幸せな時代を、羨ましく眺めることができるだけである。


エドゥアール・マネ「エミール・ゾラ」1868年


ひとつめの絵は、エドゥアール・マネの描いた「エミール・ゾラ」(1868)。これも、印象派の画家を強く擁護したゾラに対して、感謝の証として描かれたものと思っておけばいい筈なのだが・・・。
しかし、書斎に置かれた本や絵(ベラスケス、浮世絵、琳派の屏風絵等)は、ゾラのものではなく、マネの趣味によるものであるという見方もあって、そうは簡単に眺めさせてはくれないようなのである。
(パリ、オルセー美術館所蔵)


logo.jpg  ラディゲ



ふたつめは、ジャック=エミール・ブランシュの「ジェイムズ・ジョイス」(1935)、そして「レイモン・ラディゲ」(1920)の肖像。
ブランシュは交友関係が広く、同時代の作家、詩人や文化人のポートレイトを数多く描いた。ラディゲやコクトーなどの若き詩人の肖像はもちろん心を撃つが、老いた作家の姿もまた印象的なのである。ジョイスの絵は、ロンドンのナショナルポートレイトギャラリーに所蔵。この美術館のサイトには「作家の肖像画ツアー」なるものもあるので、興味ある方はぜひ。


☆書斎の聖ジェローム

「書斎の聖ジェローム」(St. Jerome in his study) は、古くから多くの画家が描いてきた主題である。
おまけに聖ジェローム(聖ヒエロニムス) は、図書館の守護聖人でもあるときては、末席ながらも図書館ブロガーを名乗るものとしては記事を書かずにゃいられない。
しかしながら、問題は、魅力的な絵ばかりで、どの絵を誰の絵を取り上げていいか迷うばかりだということである。ダ・ヴィンチ、デューラー、レンブラント、カラヴァッジオ、ヤン・ファン・フェイク、ジョット・ディ・ボンドーネ、クラナッハ(父)・・・、それはもうビッグネームが勢揃いなのである。この中から一枚を選ぶ、なんてとてもじゃないが無理である。ただ、15世紀、ルネッサンスの画家、アントネロ・ダ・メッシーナの絵については、ちょっと書いておきたい気がする。


①聖ジェローム300px-Antonello_da_Messina_012
(Antonello da Messina、「San Gerolamo nello studio」、1474-1475)


この「書斎の聖ジェローム」の絵は、とても不思議な絵である。大きな建物の中に(?)オープンセットのような書斎が置かれている。入れ子のような、なんとも奇妙な構造の作品に驚くばかり。
こんな書斎があるものか。こんな不思議な空間があるものか。初めて見た時は、ジョゼフ・コーネルを思いだした。これって「コーネルの箱」じゃないか?それにいったい、聖ジェロームが居るのは、建物の中なのか外なのかそれすらわからない。まるで映画か舞台のセットでなにかを演じているかのよう。なんとも変。なんとも奇妙。それなのになぜにこんなに魅力的なのか・・。


☆コールデコット ハートのクイーン

美しい絵本なら、コールデコット!
と、そんなふうに「擦り込み」が入っている。
最優秀美女にモナリザを選ぶようなもので芸がないが、思い込んでしまっているのであるから仕方がない。ということで、コールデコットの「ハートのクイーン」(1881)という絵本である。


●6719797-L


ハートのクイーンが
ケーキを つくった。

ある夏の日の 昼さがり。

ハートのジャックが 
ケーキを ぬすんで、

こっそり 部屋へ持ちかえった。

(寺岡襄訳)



マザーグースの歌をもとに、クイーンとジャックとそしてキングが、おかしなどたばた劇をくりひろげる。
美しくそして可笑しな物語!
それって最高の絵本の条件じゃないだろうか。


ところで、これだけでは「図書室ブログ」としては終われない。
ってことで、『書斎で本を読むハートのクイーンの肖像』、を添えておきたい。

●●○P1200636


ほんとは、ケーキのレシピを読んでるだけらしいんだけどね。



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参加中です。

☆デルヴォーの壁画

ポール・デルヴォー ジルベール・ペリエ邸の壁画 (1954~1956)


ジルベール・ペリエ邸の壁画 1954~1956


恥ずかしながら、理想の書斎は? と訊かれたとき、いつも思い浮かべるイメージがある。
それが、このデルヴォーの絵に囲まれた部屋である。
いっそ、デルヴォーの絵に囲まれた、この書棚になってみたいと思う。

哀しいことに、この優美で豪奢なサロン、今は、取り壊されてほぼ原形がないらしい。
デルヴォーの絵も、散逸したものが多いらしい。
しかし、ほんの一部だが(ドアの絵、三点!)、日本でも見られるのだからヨシとせねばならないと思う。姫路市立美術館は遠いなんて言うまいと思う。

☆書斎のドン・キホーテ

ギュスターヴ・ドレ 書斎のドン・キホーテ(1862)


ギュスターヴ・ドーレ


ギュスターヴ・ドレ(1832-88)は、宗教的な主題の油絵も描いたが、なんといっても挿絵画家としての作品が多彩であり膨大である。描いたのは、神曲、失楽園、大鴉、ペロー寓話集、ラブレー全集、・・・そして、ドン・キホーテ。その稠密なタッチの銅版画は、今、見ても、生き生きとしていて、生々しくて、且つ幻想的で、とても愉しい。

『書斎のドン・キホーテ』は、他にも、ドラクロワやホセ・グアダルーペ・ポサダ等の魅力的な絵があるが、やはりセルバンテスの物語にぴったりなのは、このドレの絵だと思うのである。それはまあ最初から挿絵として描いたのだから当然なのであるが。

『書斎のドン・キホーテ』は、英題を『Don Quixote in his library』という。
とすれば、思い出すのは、『書斎の聖ジェローム(聖ヒエロニムス)、St.Jerome in his ribrary』である。これも、ダ・ヴィンチの時代から、多くの画家が描いて来た主題である。
聖ジェロームから約一千年後、ドン・キホーテも同じように大切な書物を没収されるという悲劇に出会う。そんな共通項が、この画題には秘められているのだろうか。

☆ろばのとしょかん

ろばのとしょかん  ジャネット・ウィンター(絵と文)


9781416997788.jpg


Deep in the jungles of Columbia, there lives a man who loves books. His name is Luis.
As soon as he reads one book, he brings home another. Soon the house is filled with books. His wife, Diana, grumbles.

コロンビアのジャングルの奥に住んでいる男のはなしです。
かれの名前はルイス。本がすきです。
一冊よむと、また一冊。一冊よむと、また一冊。
だから奥さんはぶつぶつもんくを言っています。
本のなかで家がいっぱい (あっ、まちがえた!)
家のなかが本でいっぱいになってしまったからです。


訳文が変なのは、もちろん自分で訳したから。
そんなことはともかく、ここからこの物語は始まります。
あふれてきそうな本をどうしよう? 困ったルイスは、名案を思いつく。
本をロバに載せて、ジャングルの奥の、図書館も本屋もない村を回って歩こう。
これはそんな話なのです。

この本は、コロンビアでほんとうにあった話を基に書かれたらしい。
絵も文も、ふんわりとしていて、ゆったりとこころを包んでくれるような感じ。

でもなによりも、この本の題名がわたしは大好きである。
「BIBLIOBURRO」
スペイン語の「本」と「ろば」を合わせた造語。

この「B」が幾つも重なる感じ!
ちょっとたまりませぬ。



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☆司馬遼太郎記念館

司馬遼太郎記念館には、肖像画も銅像も無い。
建物もとても小さい。
でも、本の存在を改めて教えてくれる素敵な場所だ。


錢高組施工shiba_index3



画像は、記念館の中、1階~2階吹き抜けの部屋に作られた大書架である。
見た途端、その瞬間に、魅せられてしまうようなスペースである。
記念館は、安藤忠雄さんの設計。
ガラスの回廊が有名だが、私が好きなのは建物の稜線だ。
ゆっくりとした曲線は、地平線をイメージしたものらしい。
夕日が、建物の向こうに消えていく瞬間を見てみたい。




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