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940. ロザリオ礼拝堂 (Studies in Green)


Henri Matisse in the Chapel of the Rosary in Vence, 1951 (Photo Life,Dmitri Kessel)
(Henri Matisse in the Chapel of the Rosary in Vence, 1951
; Photo: Life/Dmitri Kessel)



ロザリオ礼拝堂は、南仏ニースの北、ヴァンスという町のアンリ・マティス通りにある。
マティスが内装を担当した。晩年のマティスが自らの集大成として取り組んだことで知られる。
マティスは設計にあたって、空、植物、光という3つのテーマを選び、それぞれを示す色として青・緑・黄色の3色を選んだ。
植物好きで知られ、自身のアトリエを植物園のようにしてしまったというマティスのことである、この教会のステンドグラス、壁画、タイル、装飾品など、あらゆるところに緑があふれているのである。


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759. 森谷明子 春や春 (ぼくらの本が歌う時)


春や春


俳句も"歌う"と言うだろうか。
それはともかく、森谷明子の『春や春』(2015、光文社)は、「俳句甲子園」をテーマにした長編小説である。
ぴかぴかの青春小説でもある。
比べるとしたら、末次由紀の『ちはやふる』や、河合克敏の『とめはねっ!』をイメージすると、おなじジャンルの作品だと言ってもいいのだろう。では、漫画ではなくて、小説である意味があるのか?

 茜は「納音」の字の横に続けて、二つの俳号を書いた。
 荻原井泉水
 種田山頭火
「この人たちも俳人なわけね?」
「そう。井泉水や山頭火っていうのも三十ある納音のひとつなの」
「で、潤下水も納音のひとつなんだ?」
「うん。・・・・・・私、昔知っていたの。この名前で俳句を詠んでいた子を」
 そう。いたのだ。潤という俳号の男の子が。昔参加していた句会に。
(「春や春」、第一章から引用)


例えば、この「納音(なっちん)」についての地味なエピソードから、初恋の男子の思い出につなげていく箇所など、小説ならではの手管だと感心してしまってもいいのかもしれない。
それに、競技かるた(ちはやふる)や、パフォーマンス書道?(とめはね)と比べると、言葉の創作活動そのものを題材とするという点で"俳句"は小説に仕立てやすかったのかもしれない。
作中、高校生たちの作品として提示される俳句や、それを生み出していく過程、出来上がった作品を推敲したり、批評しあう様子など、小説らしい表現が駆使されていて、とても面白い作品に仕上がっていると思うのでありました。



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