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9.レーモン・クノー イカロスの飛行

「イカロスの飛行」(1968)、作品の舞台は、19世紀末のパリ。ある小説家が執筆中の原稿の中から、作中人物であるイカロスが抜け出してしまった。そこから物語は始まる。ファンタジーのようであり、コントのようであり、ヌーヴォーロマンや反小説の試みのようでもある。或いはそれらのパロディのようなもの。
しかしともかく、わたしのブログで言いたいことは、そんなことでもあんなことでもなく、ただこの小説が19世紀末のヨーロッパ=自転車が初めて登場し流行したという貴重な時代の雰囲気をよく写しているということである。・・・イカロスは初めてみる自転車に驚き叫び喜び、教習所で運転技術を習った上でこれを乗りまわし、おまけにこんな歌まで作ってうたってしまうのである。

詩人になるみたいな気分だな
自転車にまたがってると
ぼくは歌い 歌をつくる
ハンドルをぎゅっとにぎり
ああ なんてスピードってすてきなんだ
尻の下にしっかと留ったサドル
危うくみんな轢きそうになる
すてきだな!すてきだな!
(滝田文彦 訳)


そう。そうなのである。
わたしがここで伝えたいのはこういうことなのである。
「小説の中の自転車」を読むと、詩人になるみたいな気分になって歌いたくなるということ。

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