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525. 食べる女たち (Today's Soup)

Lautrec『食堂の女性達』
(Toulouse-Lautrec,「Ces dames au réfectoire(食堂の女性たち)」,1893-94年頃)


ロートレックは、夜の女性たちの絵をたくさん描いた。その中には、レストランやバーで何かを食べたり、飲んだりする女性たちの姿も多い。わたしは、そんな絵が好きである。中にはきっと"スープ"が描かれている絵があるかもしれないしね。


hangover-1889.jpg
(Toulouse-Lautrec,「hangover(二日酔い)」,1889:シュザンヌ=当時の恋人を描いたもの)

食堂と言ったって娼婦の待合室にあるのかもしれないし、レストランといってもそこに居るのは淑女ではなくて夜の女ばかりなのだろうし、バーといってもどうせ安酒場である。スープなんて出てこないかもしれない。ワインと何か一皿だけの料理とか、そんな食事。


Dinner at the House of M. and Mme. Nathanson,1898
(Toulouse-Lautrec,「Dinner at the House of M. and Mme. Nathanson」,1898)


ロートレック自身は、美食家であったらしい。友人たちを家に招いて自らのオリジナル料理を振舞うことも多かったという。それがどんな料理であったかというのは、彼の死後、友人が上梓した「モモ氏の料理法」(1930)という本が教えてくれる。開いてみると、なんと、『スープ、あれこれ』というページまであるではないか!
("モモ"というのは、ロートレックのペンネームであった)


アンディーヴのスープ煮

紹介されているのは、例えば「アンディーヴのスープ煮」(上の画像)のように、ロートレック自身が残したレシピとそれに基づいて再現した料理である。スープのレシピは、他に、ベアルン風スープ(?)、ビーフ・ブイヨン、ピストゥ・スープ、オニオン・スープ、ボルドー風ブイヤベース、野菜スープ(スペイン風)、魚のスープ、カレー入りスープ(インド風)、などがある。多彩なのである。彼の絵と同じように、豊かさを秘めている。彼にとって、料理もまた表現であった。




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