541. マダム、禿のスープを! (Today's Soup)

Daumier, Honoré, 1808-1879
(オノレ・ドーミエ,『ノートルダム・ド・パリ』の挿画,1840)


ビクトル・ユーゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」(1831)に、次のような一節がある。
画像は、その場面につけられた挿絵である。


Holà, hé! madame l'hôtesse, j'aime les potages chauves.
(マダム、わたしに、禿のスープを!)

なにか、前後に、立派なブンガク的修辞でもあるのかと思いきや、ただスープに髪の毛が入っていて怒っている、というそんな場面なのでありました。


オノレ・ドーミエ(1808-79)は、19世紀のフランスの画家。油彩画の他に風刺画や挿絵など、多彩な作品を描いた。その後の印象派や表現主義の画家の先駆けとなったというような評価もあるらしい。この「ノートルダム・ド・パリ」の為の版画は、日本では、兵庫県の伊丹市立美術館で見ることができる。

この伊丹市立美術館のドーミエを中心とした19世紀欧州の風刺画のコレクションは、なかなか見ごたえがあってすこぶる愉しい。近くの方には、ぜひともおすすめしたいと思う。



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです



関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

No title

面白い!
紳士の表情が堪らないですね。
洋の東西も時代も関係なく
いやなものはいやなんですねぇ。

こんにちは

Simaさん、こんにちは

コメント、ありがとうございました。
ドーミエの絵、おもしろいですよね。
笑いどころや、笑わせかたは、100年-200年前もかわらないってことなんでしょうか^^



被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新コメント
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク