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598. ヴィーナスとヴァルカンとマルス (Today's Soup)


Moïse Kisling Le bouillabaisse(ブイヤベース)1932、村内美術館
(モイズ・キスリング「ブイヤベース」1932、村内美術館)


ブイヤベースの起源は、紀元前600年頃に古代ギリシアのポカイア人が開いたマルセイユの街まで遡る。元来、ギリシアで「カカビア」と呼ばれていたシンプルな魚のシチューのことである。
ミシェル・ド・モンテーニュ(1533-92)によれば、ローマ神話には、ヴィーナスが夫のヴァルカンにこのスープを飲ませ眠らせておいて、恋人マルスとの逢瀬を楽しんだというエピソードが残されているという。本当ならば、なんと罪作りなスープであることか!


Botticelli,Venus and Mars,1483
(Sandro Botticelli, Mars and Venus,1483、National Gallery, London)


このヴィーナスとヴァルカン、マルスについては多くの画家が作品を残している。
古いものから挙げてみると、ボッティチェリ、ティントレット、ヴェロネーゼ、プッサン、ジョルダーノ、ブーシェ等々、どれも愉しませてくれるのである。



giordano,ウルカヌスに捕らえられたマルスとヴィーナス,1670-1675年頃
(Luca Giordano, Mars und Venus von Vulkan gefangen,1670-75、the Vienna Academy of Fine Arts)


ヴィーナスの絵といえば、わたしにとってはなんといってもクラナハである。
彼のヴィーナス(とキューピッド)を描いた作品群は、なにものにも代えがたい宝物だと思う。
しかししかし、残念なことに、そこにはマルスもヴァルカンも登場しないのである。





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