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716. オプション① "心を正常に戻す時間"  (ぼくらの本が歌う時)


ピアノの森


一色まことさんの『ピアノの森』(1998-2015)が、ほぼ完結したようだ。
引用するのは、コミックス第9巻の10~20ページのあたり、カイを訪ねてきた雨宮がカイのピアノの生徒である大貴クンにつかまってしまい、無理矢理にピアノを弾かせられる場面。無理矢理にやらされることで、しぱらく弾けなかったピアノが取りもどせるようになるところ。
全巻を通して、幾つもいくつも名場面があるが、なぜかなんだかこの場面がわたしはとっても大好きなのである。

「お帰り~」
「ワリー、ワリー、大貴! 少し遅れちまった。中で待ってればよかったのに・・。
雨宮、いなかったか?」
「ううん いたよ。俺の弟子にしたんだ」
「弟子? 雨宮をか?」
「うん、だから今は入っちゃダメだぜ。 
オプション①”心を正常に戻す時間”なんだ」

(一色まこと「ピアノの森」、第9巻)


音楽を描いた漫画は幾つもあるし、傑作、名作もたくさんあるが、ピアノの森は”特別”の類いに入る作品だと思う。    ぼんやりとコミックスを読んでいると、突然、主人公の少年、一ノ瀬 海が弾くピアノの調べが、ほんとうに聞えてくる瞬間があるような気がする。ほんとうならどんな本を読んでも戻ってこれないようところでへたれかけている読者の心を正常な時間に引き戻してくれるような作品であると、そんな気がするのである。



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