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101.アルベルト・マングェル  図書館 愛書家の楽園

アルベルト・マングェルの「図書館 愛書家の楽園」を読んだ。(原著06年、邦訳08年=白水社)あまりに楽しくて、ここには「図書館」に関するすべてのことが書かれているなんて感想を言いたくなる。古今東西の図書館についての挿話、思索、イメージ、歴史、箴言、警句、考察、・・・なんでも有る。そのイメージの豊かさ、深さ、ユニークさ、自由さに、驚き、唸り、笑い、感嘆し、嫉妬し、そして溜息をつく。

本書は、人間がなぜ書物を収集したがるのかという根源的な問いかけから始まり、具体的にどんな書庫を作りたいと願うのか、棚いっぱいの蔵書をどうやって分類してきたかをふりかえり、歴史上の有名無名の図書館の実例をあげ、書物を迫害した人びとや社会について考察し、さらに理想の図書館や存在しない影の図書館、フィクションに描かれた本など、ライブラリーにまつわるさまざまな魅力と謎を解き明かしている。学術的な論考や証明というより、むしろ連想のおもむくまま自由に想像力を羽ばたかせている点が大きな特徴である。
(野中邦子、訳者あとがき)


ここでいう「図書館」とは公共施設としてのものに限らず、個人の書庫や書斎など、複数の本が集まった状態、または場所をさす。(原題では「LIBRARY(ライブラリー)」という言葉が使われている)
つまりこの本は、彼が「ライブラリー」をキーワードとして自由にイメージをふくらませていった、その記録だといえばいいかもしれない。マングェル自身は、この本のタイトルを「自室をめぐる旅」とすべきだったかもしれないとも書いている。

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