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743. ぼくたちにはミンガスが必要だった


ぼくたちにはミンガスが必要なんだ  マイルスとコルトレーンの日々



ずいぶんあったはずの植草甚一さんの本も、今は、ほとんど処分をしてしまって手許にはない。しかし、持っていた本のタイトルは今でも諳んじていてすらすらと挙げることができる。それだけ何度も読み込んでいたということでもあるし本のタイトルが間違えようもないくらい特徴があったからでもある。いちばん好きなタイトルは、「ぼくたちにはミンガスが必要なんだ」(晶文社、1976)。或いは、「マイルスとコルトレーンの日々」(同、1977)。

晶文社の音楽本の中でも植草さんが書いたものは、今、読み返してみるとどれも読みやすいしなんといっても60年代から70年代にかけてのモダンジャズの全盛期の雰囲気やプレーヤーの息吹のようなものがいきいきと描かれていてたのしい。
(例えばミンガスのBEST3が、直立猿人と道化師とブルース&ルーツだと書いてある)

ところがおなじ植草さんのミステリや探偵小説についての本は、どれも新人や前衛やニューウェーブについて取り上げている部分が多くて、改めて読んでみてもなにやら異世界のはなしを見るようでとまどってしまう。
(例えばミステリのBEST3は、ロイ・フラーのセカンド・カーテン、CHB・キッチンのデス・オブ・マイ・アント、マルカム・マッガリッジのアフェア・オブ・ラブだと書いてある)

でもそうか、当時もこんな感じでとまどいながら読んだのだったかなぁと懐かしかったりする。
ただ言えるのはどの本もとてもとてもPOPだったということ。
当時のぼくらには、ミンガスはもちろん、植草さんの本が必要だったのだと思う。



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