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745. 海野十三 十八時の音楽浴 (ぼくらの本が歌う時)


海野十三


海野はミステリもSFも書いた。長篇も短篇もお手の物である。
名作の誉れ高い「十八時の音楽浴」 (1937) は、SFの中篇である。
ここで引用する冒頭部の五行を読むだけでもこころは躍るだろう。
おまけにこの後、美少女アンドロイドまで登場するときては!

太陽の下では、地球が黄昏れていた。
その黄昏れゆく地帯の直下にある彼の国では、ちょうど十八時のタイム・シグナルがおごそかに百万人の住民の心臓をゆすぶりはじめた。
「ほう、十八時だ」
「十八時の音楽浴だ」
「さあ誰も皆、遅れないように早く座席についた!」


海野には珍しい(?)、力作である。
SFとしてのアイデアも展開もしっかりとしていて、読み応えがある。
ハリウッドで映画化されてもおかしくないような大スペクタル譚である。
しかし、あまり笑える部分がないことだけはマイナスである。
その点だけは、なによりも海野の笑劇を好むわたしなどには、すこし物足りないのである。




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