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901. 緑色研究 (Studies in Green)


Portrait of Giovanni Arnolfini and his Wife 1434,ナショナル・ギャラリー
(Jan van Eyck, Portrait of Giovanni Arnolfini and his Wife ,1434)


2014年は、「緑色」に開眼した年だった。
ヴュルツブルク・レジデンツの緑の部屋を見たことがきっかけだった。それまではなんてことのない対象だったのに、なにかをきっかけにして急に気になる存在になることがある。(初恋のはなしではない。) そうなると不思議なもので、いつもどこでも、それが気になってしまうのである。


  カフカ忌の無人郵便局灼けて頼信紙のうすみどりの格子 (※1)


いやそれはもちろん、ヤン・ファン・エイクの絵のように、それ以前からとても気になる "緑" はあった。カポーティの「無頭の鷹」でなぜ少女は緑色のレインコートを着て、緑色の袋に入ったポップコーンを持っているのか・・・、そういえば彼女の眼も綠色だった。


  わたくしは緑のかやのうへにも/この新鮮な松のえだをおかう (※2)


なぜオスカー・ワイルドは緑色を、なぜコナン・ドイルは緋色を研究対象に選んだのか。シャガールが描くロバや馬はなぜ緑色なのか。ゲーテの色彩環でなぜグリーンは下の頂点に配置されるのか。「四十八茶百鼠」といわれる日本の伝統色のなかで緑だって40や50の色数はあるはずなのだ・・・。

そんなたあいもないところから、このシリーズを始めてみたいと思う。


※1 塚本邦雄
※2 宮沢賢治





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