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915. Paris Green (Studies in Green)


Shamrock Tea  Shamrock Tea2


「Paris Green」とは、エメラルドグリーンとも呼ばれる。
鮮やかな緑色をしたヒ素系顔料のことを指すのだという。
セントヘレナ島に流されたナポレオンが、この顔料を塗りこめられた寝室の壁紙が発散する毒気にあたって死んだという話が残っているそうだ。    そんなエピソードを紹介しながら、キアラン・カーソンの 『シャムロック・ティ―』(2001) という物語は始まっていく。

1434年7月20日、フランドルはブリュージュの町の大鐘楼が三時課の鐘を鳴らしたと同時に、広場の雨水溝の鉄格子を開けて、緑色の肌をした男の子と女の子があらわれたんだと。 
(栩木伸明訳)


引用したのは『シャムロック・ティ―』のひとつめのエピソードである「ヒ素系鮮綠」という章の一部である。
小説全体は、こうした短い100余のエピソードを積み重ねる形で構成されている。そして、それらのエピソードはどれも"色"をテーマにしているのである。    例えば緑は嫉妬の色である。或は希望の色である。さらに愛と多産の色である。よそ者の色である。地底人の色である。そして、或る日この世界にやつてくる子どもたちの色でもあるのだそうだ。



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こんばんは。
内容もですが、原書の表紙が私の大好きな絵なのでとても気になります。

こんにちは

表紙もいいし、中身もいいんですよ^^
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①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



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