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938. リビイが見た木の妖精 (Studies in Green)


Nothing said L.M.Boston 1971  リビイが見た木の妖精


「リビイが見た木の妖精」(1971)は、ルーシー・M・ボストンの晩年の作品。
とても瑞瑞しい話である。きっと読むたびにみずみずしい気持ちにさせてくれる話である。
クローディアやエーミールの話は、こんな楽しい本があるぞと大きい声で叫びたい気持ちにさせる本だ。
「リビイ」は、そうではなくて、自分だけの本として、とっておきたくなるような本なのである。

ジューリアの家といったら、とても古くて、ほうぼうに、余分なすみっことか、壁のへこみとかがあります。それに、いろいろな大きさのドアが、そこらじゅうにあります。ドアをあけてみなければ、つぎは、またへやなのか、戸だななのか、廊下なのか、階段なのか、さっぱりけんとうがつきません。絵や、本だなや、がらくたが、どこにもいっぱいあって、もうひとつ、なにかおこうと思っても、そのすきまがないほどです。
さて、犬はリビイを朝食の間につれていきました。このへやは、リビイひとりではとうてい、みつけられないところにありました。
(長沼登代子訳、岩波少年文庫)


ボストンの代表作 『グリーン・ノウシリーズ』 は、彼女が死ぬまで住んでいた英国のヘミングフォード・グレイのマナーハウスがモデルになっている。現在はボストン記念館になっている家である。
ボストンは、古くて静かな屋敷が隠し持つもの、そこに宿っているものに出会うところから、物語を始めるのが得意らしい。
リビイもまた、この田舎の古い家で、不思議なものたちに出会い不思議な経験をすることになるのである。
おっと書き忘れるところだったが、リビイが見た木の妖精は、緑の髪をしているのだった。



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