761. スナーク狩り (ぼくらの本が歌う時)


スナーク狩り


ルイス・キャロルの「スナーク狩り」(2014、集英社版)、
珍しい「左開き」の本、と書いてから気がついたが、本文が横書きなら和書でも左開きは当然で、珍しくはない。
だったら、初めに、
トーベ・ヤンソン 絵、穂村弘 訳、
と書いておけば、普通に「珍しい」ってことになったのだから、すごく遠回りしてしまったわけである。

この言葉この言葉こそ怖ろしい
  三度云ったら現実になる

(『スナーク狩り』から、「反歌」穂村弘・訳)


物語は、九つの章で構成されている。
「第一の歌~第八の歌」、そして最終章の「反歌」である。
キャロルの愉しい物語、ヤンソンの奇妙な絵、
そして穂村の・・、この訳文は何と言えばいいのだろう。
五七調の韻律を使いながら、独特の調子に引き込もうとする試みは面白い。
しかし、相手が、キャロルとヤンソン、である。
穂村さんといえど、タメを張るのは難しかったというわけである。
・・・結論。高橋康也・訳の『スナーク狩り』が手元にあるのなら、これは無くともよかったか。




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