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140. ロアルド・ダール マチルダは小さな大天才

「マチルダは小さな大天才」(1988)、四才で図書館の本をほとんど読んでしまった少女の話。イギリスではロングセラーで、映画にもなった。
マチルダが図書館から借りて読んだ本の中には、ナルニアも、指輪物語もあった。彼女の感想は、『子どもむけとしては良い本だが 面白さに欠けている』。クェンティン・ブレイクの挿絵もたのしい。

マチルダの小さな寝室は、いまや読書室になった。そこで、ほとんどの日の午後、彼女は本を読んだ。かたわらに熱いチョコレートのマグがおいてあることが多かった。小さなマチルダは、キッチンのなかのいろいろなものに手がとどかなかったが、納屋にある小さな箱をもちこみ、それを踏み台にして自分のほしいものをとった。たいていは、ホット・チョコレートをつくった。ストーブでシチュー鍋のなかの牛乳をあたため、それからかきまぜるのだ。ときおりは、ボブリルやオバルティンをつくった。あたたかい飲み物を自分の部屋にもっていき、わきにおいて、午後の、だれもいない家の、しーんとした部屋で本を読む。とてもたのしいことだった。本は、彼女を新しい世界に運んでくれた。彼女に、わくわくするような生活を送っているおどろくべき人たちを紹介してくれた。
(宮下嶺夫訳)


・・・あたたかい飲み物を自分の部屋にもっていき、わきにおいて、だれもいない家の、しーんとした部屋で本を読む。このたのしみを知ったからには、マチルダならずとも、もうそこから抜けだせないのは必然。気がつけばわたしの生活も、そんなふうに、ン十年が経過しつつあるのである。

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