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153. ロベルト・ボラーニョ 野生の探偵たち

「野生の探偵たち」(1998) は、自身も詩人として出発したボラーニョによる同世代の詩人たちへのオマージュのような作品である。1970年代のメキシコを舞台に、消えてしまった二人の前衛詩人の行方を、物語は辿って行く。眼が眩むほどの快作。

それからなぜか、二人はウリセス・リマとアルトゥーロ・ベラーノの話を始めた。カタリーナの友達によると、身長二メートル、体重百キロの、UNAMの職員の甥にあたる詩人がいて、ベラーノとリマを殴ってやろうと探し回っているらしい。狙われていると知った二人は姿を消したそうだ。でもカタリーナはこの説に異を唱えた。カタリーナによると、二人はセサレア・ティナヘーロの失われた足跡を求めてDFの図書館や古書店に入り浸っているという。十二時に彼女の家を辞して通りに出たとき、突然、どこへ行くべきか分からなくなった。
(柳原孝敦・松本健二訳)


長い。三部編成、上下巻850頁。おまけに構成が凝っていて、途中に「53人の人物へのインタビュー」が挿まれる。しかしそれに耐えて読み進めると、それだけの褒美がもらえる。二人の詩人の旅はメキシコからヨーロッパ、アフリカと途方もなく広がり、驚き慄き眼が眩むほどの物語を見せてくれるのでありました。
ちなみに、メキシコの<はらわたリアリズム>の詩人たちは、あまり図書館には出没しない。書物は、もっぱら本屋、古書店で無料で調達するのだという。




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