スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

154. C・エムシュウィラー 石造りの円形図書館

「石造りの円形図書館」(1987)は、国書刊行会版の短篇集『すべての終わりの始まり』に収録の一篇である。
SFのようでもファンタジーのようでもない、彼女独特の調子で書かれた作品が、この短編集には詰まっている。ジェイムズ・ティプトリー・ジュニアが、その『意外さ』に感心しファンレターを送ったという挿話もなるほどと思わせられる作品群が収められている。
・・・物語の主人公は、今、遺跡の発掘を進めている。古代の図書館を発見して彼らの文章を読めるようになれたら!というのが願いである。そして、ついに見つけるのであるが。

気も狂わんばかりに掘っていると、夕映えに目がくらんだ。何もかもがきらめき、図書館が見えたような気がした。図書館は真っ白で、正面に澄みきった大河が流れ、荷揚げ場があり、書物(石の書物)が大きな帆をつけた小船に載って運び込まれる。波のきらめきが目にしみたが、それでも、図書館の聖なる円の前に広がる砂浜で踊る司書たちが見えた。全員高齢だった。
(畔柳和代訳)


そしてついに『石造りの円形図書館』を見つけるのであるが、そんなところで物語が閉じるわけもない。これは、SFだとかファンタジーだとか既成のジャンルを軽うく越えた作品なのであるから、ここからまさに「意外な」展開が待っているわけである。

関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新コメント
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。