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194. P・K・ディック 逆まわりの世界

「逆まわりの世界」(1967)は、ディック中期の長編。近未来の時間逆流現象下の世界を描く。
面白いのは、時間の逆転といってもDVD動画を逆転再生するような単純なものとして描いているのではなく、もっと超現実的で混乱した世界として、まさにディックらしい悪夢の世界として描いていることだ。そしてそこでは、「図書館」も独特の役割と機能を持っている。


「図書館におけるわれわれの仕事は、資料を調べたり、もしくは暗記したりすることではない。それを消去するのが仕事だ」アップルフォードはいった。
(小尾芙佐訳)


逆まわりの世界という平凡な主題もディックにかかると一捻りされてあっというまに悪夢の世界に落ち込んでしまう。ディックらしく、設定も展開も大雑把で、結局物語は破綻してしまう運命にあるが、それでいて充分に迫力があり読み応えがあって愉しませてくれるのだから、これはもうさすがはディックというしかないのだろうか。

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