スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

212. バラージュ ほんとうの空色

絵の好きな少年が見つけた「ほんとうの空色」の絵の具、これで空を描くと、そこにほんものの月や太陽や星が輝きだす。・・・読んでいるあいだずうっと不思議な気持ちが続く本。そして美しく閉じる物語にためいきをついて読み終わる。

ぼくの絵の上をほたるがはっているんだな  そう思ったフェルコーは、おそるおそる道具箱にちかづいて、絵の上にからだをかがめました。そのときフェルコーは、まったく思いがけないものを見たのです。
それは、ほたるではありませんでした。さっきフェルコーが「ほんとうの空色」を使ってかいた空が、いまではすっかり暗くなって、その中でたくさんの小さな星がきらめいていたのです。
(徳永康元訳)


「ほんとうの空色」(1925)は、ハンガリーの作家、バラージュがウィーン亡命時に書いた本。邦訳は、岩波少年文庫から刊行されている。
バラージュは、小説の他にも多彩な作家活動を行っていて、劇作家、映画の脚本、監督としても活躍した。面白いのは代表作を見ていくと、オペラの台本「青ひげ公の城」、山岳映画「青の光」・・・、と”青”が続々。おまけに映画評論として評価の高い著書のタイトルが「視覚的人間」というのだから、これはもう間違いないね、彼は青色崇拝者だったと。

関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新コメント
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。