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221. ノディエ トリルビー

「トリルビー」(1822)、邦訳は、岩波文庫版『ノディエ幻想短編集』に収録。この作品集には、"青のブログ"にうってつけの「青靴下のジャン=フランソワ」という短編があるが、わたしの好きなのは、この「トリルビー」、小妖精が美しい人妻に恋をする物語の方なのである。

「ぼくは藁ぶき小屋のいたずら小鬼さ。あんたの羊の毛を絹にも銀にも負けないくらいつやつやにしているのはぼくなのさ。櫂をこぐときに腕に重みがかからないように軽くしているのも、櫂がさわると水かひとりでにむこうへ行くようにしているのもぼくなんだ。あんたの舟が風に吹かれて傾くのを支えているのも、海からの潮を緩い斜面のように乗りきらせているのもぼくなんだ。ロング湖やボー湖の青い魚、あの潮の引いた浅瀬で、サファイア色の背中を日の光にまぶしいくらいにきらきら光らせている魚を遠い日本の海から持ってきたのもぼくなんだ。あんたが生むはずの最初の女の子に見せてよろこばせようと思ったのさ。」
(篠田知和基訳)


ノディエ(1780-1844)はフランスの幻想小説の先達のひとり、後のゴーティエやネルヴァルらに影響を与えたという位置付けができるらしい。七月革命を挟んでおよそ10年に渡って図書館(シャルル10世の私設図書館、革命後、国立アルスナル図書館に変更)に職を得、死ぬまで住みつづけたという挿話が残っている。それなら”library at night”の記事に入れたかったなぁ。




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