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224. ジャック・フィニイ 悪の魔力 (青の小説百選)

「悪の魔力」は、フィニイの第二短編集『ゲイルズバーグの春を愛す』(1960)に収録の一篇である。
素晴らしい作品が揃ったこの短篇集のなかで、これは短く軽いロマンス譚ながら、フィニイらしい機智とウィットに富んでいて愉しい。
・・・折りしも主人公は手に入れた"透視メガネ"をかけてみたところ。

ぼくはそうしてまわりをながめ、楽しげににやにや笑いながら  抑えようとしても、抑えきれなかったのだ  街を歩いていた。とうとう通りの人が  とくに若い女の子たちが、ぼくをけげんな顔つきで見つめはじめた。一度など、横断歩道で、交通巡査が渡れの合図をするのを待っていたとき、ぼくのすぐそばに、高慢ちきな顔をした別嬪さんが  あまりじろじろながめたりすると、ものすごい目つきで相手を縮みあがらせるというタイプの美人だ  立っていた。彼女は、輝く青色のブラジャーをし、はでなオレンジ色のパンティーをはいていた  なぜそんな色のをしているのか理由はわからないが本当なのだ  おまけに、彼女は、わずかにガニ股だった。ぼくは彼女のほうによりかかるようにして、「オレンジとブルーは色の取り合わせがわるいな」と、囁いてしまった。
(福島正美訳)


わたしの乏しい交友歴をひもといてみても、青色のブラジャーをつけた女性なんて思い浮かばない。気になるので、ヴィクトリア・シークレットのカタログでも調べてみようかな、もちろん友人が置いていったやつ。

やあ、大事なことを忘れていました。この短篇は、フィニイお得意の"時間もの"ではありません。読んでもがっかりしないでね、みんな。



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