スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

231. ジャン・コクトー 自画像

「自画像」、 詩集『オペラ』(1927)のなかの一篇。若くしてデビューした詩人だけに、38歳で編まれたこの作品集は、なんと第十二詩集ということになるらしい。さもあらん、どれもが豊かで無縫で立体的である。特にこの「自画像」には慄いた。

神秘の事故、天の誤算、
僕がそれを利用したのは事実だ。
それが僕の詩の全部だ、つまり僕は
不可視(君らにとっての不可視)を敷写するわけだ。
僕は言った、《声を立てても無駄だ、手をあげろ!》
非情な衣裳で仮装した犯罪に向かって。
死の手管は裏切りが僕に知らせる。
僕の青インクを彼らに注ぎ込んで
幽霊どもを忽ち青い樹木に変えてみせた。
(第一節1~9行、堀口大學訳)



ほんとうは、心臓を貫通する碧い眼とか、菫色の眼の伯爵夫人であるとか、女性についての詩を引用したかったのである。
だが、この「自画像」という作品の力に押し切られてしまった。堀口大學の訳文もみごと。


関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。