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232. アンデルセン 絵のない絵本

佐々木マキ、アンデルセン
(佐々木マキ、「私家版、絵のない絵本」,2005)



「絵のない絵本」(1839-1854)、三十三夜にわたって月が絵かきの若者に語りかける。
引用は、第二十八夜からである。”青”が登場する話しとしては、七夜、十七夜、二十四夜も捨てがたい。そして、青にこだわらなければ、第十夜がわたしの一番のお気に入りである。

『やがて、風が吹いてきて、きらきらかがやく海のおもてに、波を立てました。海のおもては、エーテルのようにきらめいて、大きなひろい波になってうねってゆきました。そのとき、白鳥は頭をあげました。きらきら光る水は、青い火のように白鳥の胸と背とに、しぶきをあげました。暁の光が赤い雲を照らしました。白鳥は力づいておきあがり、今しも、のぼりくる太陽のほうへ、空の隊商が飛んでいった青くかすむ海岸をさして飛び立ちました。ただひとり、胸にあこがれをいだいて飛んでゆきました。ふくらみあがる青い波をこえて、さびしく飛んでゆきました。』  
(大畑末吉訳)



童話と言うよりは、散文詩のような作品が、三十三篇、並んでいる。美しくてみずみずしくて、少し哀しい。そして底の方にはなにか苦いものが隠されている。



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