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235. メーリケ 旅の日のモーツァルト

メーリケは、19世紀のドイツの詩人である。「旅の日のモーツァルト」(1855)は、敬愛する音楽家の肖像を描いたもの。ウィーンからプラハへの旅の中でのエピソードに焦点を当て、モーツァルトの迸るような情熱と、そしてその情熱にやがて身を焦がしていくことになるだろうという儚い予感を描いている。

1878年の秋、モーツァルトは夫人同伴で、『ドン・ジョヴァンニ』を上演するために、プラークへの旅に出た。(中略)
二人の旅客の服装については、次のことだけは述べておこう。新しい礼服はトランクに大事に収いこんであるので、夫の方はコンスタンツェ夫人の選んだ質素な服を身につけていた。彼は青い色のやや褪せた、刺繍をしたチョッキに、大きなボタンが一列に並んだ、いつもの茶色のフロックを着ており、そのボタンには星形の布地を透かして赤っぽい黄銅箔がきらめくように細工してあった。それに黒絹のズボンと靴下、また靴には金メッキの締め金がついている。九月にしては異常な暑さのために、半時間も前から彼は上衣を脱いで、愉快そうにしゃべりながら、帽子もかぶらず、シャツ姿で坐っていた。
(宮下健三訳)



モーツァルトの青いチョッキ、きっとよく似合っていたと思う。
モーツァルトとカフカ(まっさおな色をしたネズミ)。青が似合うことについては、この二人が双璧か。と私は思うのでありました。



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