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237. マンディアルグ アディーヴ

「アディーヴ」は、短篇集『MASCARETS』(1971)に収録の一篇。
物語の舞台はパリ。男をオルリー空港まで送ったステファニーは、帰路、たまたま出会ったアディーヴという女の子に興味を持ち、後をつけはじめる。

それは小さな月長石で、定石通り円い面が彫られているが、その青味を帯びて揺れ動く輝きは実にすばらしい。円い面は小粒の真珠に囲まれ、幅広い金の光芒によって、同じく定石通り太陽を思わせる仕組みになっている。「昼の帝王の冠のなかに象られた夜の女王を指にはめるなんて、魔法使いの女にしか似合わないでしょうに!」と、ステファニーは思う。そして、この指輪に秘められているのはまさしくヘルマフロディテ(男女両性をそなえること)の象徴だと考える。それは彼女に嫌悪感を催させるどころか、むしろ反対だ・・・。
(細田直孝訳)


いつものマンディアルグと同様、作品には幻想と官能が溢れている。しかしいつものマンディアルグとは違って、ここには死と暴力の影はなく、珍しく生の賛歌が奏でられているように思えるのである。



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