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247. カフカ 中年のひとり者ブルームフェルト

「中年のひとり者ブルームフェルト」(1915)、邦訳は池内紀編『カフカ短編集』(岩波文庫)に収録。カフカらしい寓意にあふれた作品。登場するのは、ブルームフェルト氏の他に、青い模様の入った二つのポールと、職場の二人の助手。

七階にたどりつき、ドアの前でポケットから鍵を取り出したとき、自分の部屋で変な物音がしているのに気がついた。勢いのいいカチカチという音が規則正しくつづいている。つい今しがたまで犬のことを考えていた矢先なので、犬が交互に前足で床を叩いているのかと思った。しかし犬の足はカタカタと音をたてたりはしないだろう。いや、犬ではない。彼はいそいでドアをあけて電気をつけた。意表をつくとはこのことだろう。まったく魔法じみている。青い模様入りの小さな白いセルロイドのボールが二つ、かわるがわる上がったり下がったりしているのだ。
(池内紀訳)


カフカは同じ女性と二度にわたって婚約し、解消するという経験をしている。この作品はその二度の婚約(と解消)の間に書かれたらしい。だからなんだということではないのだが。・・・青い模様の入った二つのポール、使えない職場の二人の助手、そして二度の婚約と解消、やはり気になる。いっそブルームフェルト氏が双子ならよかったのに(笑)



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