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254. ボードレール 髪 

「髪」は、詩集『悪の華』(1857)の一篇。
三十五行からなる、恋の歌である。

青い髪、闇を張りつめた天幕よ、
おまえたちは私に返してくれる、広々とした丸い空の青を。
よじれた房毛の生毛が蔽う岸辺のような生えぎわで、
私は激しく酔いしれる、椰子の油と
麝香とタールの入り混った快い匂いに。

(第二十六行~三十行、粟津則雄訳)



なんといっても感嘆するのは "広々とした丸い空の青を"、である。
プルーストが、芸術作品へと人を導く重要な要素として”潜在的な記憶”について語ったとき、先達の高貴な系譜のひとつとして例示したのが、ボードレールのこの一節であった。わたしも、これをきちんと記憶しておいて、ここぞというときに引用し、朗々と読み上げてみたいものである。



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