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271. コニー・ウィリス 月がとっても青いから

「月がとっても青いから」(1984)は、短篇集『わが愛しき娘たちよ』に収録の一篇。この軽いスラップスティックのような物語には、とある化学会社と研究者が登場する。
ここで発明された新技術は次のとおりである。  廃棄物としての炭化水素性物質を成層圏に打ち上げると、そこで光化学分解されて酸素をオゾンに同素化する。生態系に有意な変化をもたらすことなく、オゾン層の形成が促進される。・・・折りしも、炭化水素の放出実験が開始されたところ。

「炉が最大出力に達したそうです」受話器を胸に押しあてて、ジャニス。
いまにも爆発が起こるのではないかと、モーウェンは身がまえた。ふいに、遠くの火事のような低いうなりが轟き、煙突から白っぽい煙がぽっと吐きだされた。ついで、ジャニスのため息のような音をたて、暮色を深めゆく空めがけて、二本の青い柱がまっしぐらに立ち昇った。
「青いのはなぜだ?」
(大森望訳)


彼女の最初の短編集『わが愛しき娘たちよ』(1985)を読む。今や、SFの大家であり女王となったウィリスであるが、この初期の作品集には、たしかに過激で尖がった作品もあるものの、全体的にはまだまだういういしい新人作家の意気込みのようなものが感じられるのでありました。



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