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32.ヘミングウェイ 追い抜きレース

「追い抜きレース」(1926-1927)、第二短編集 『男だけの世界』 に収録の一篇。引用文は、その冒頭である。
この短編に登場するのは、二人。バーレスクと呼ばれる当時のダンスショーの先乗り宣伝係=キャンベルと、興行団長のターナー。まさに、男だけの物語である。キャンベルはホテルで酒かドラッグに酔いつぶれており、先乗り役を果たしていない。後から到着したターナーは、キャンベルを諭し治療を勧めるのだが。

ウィリアム・キャンベルは、ピッツバーグを発って以来、バーレスク・ショウ一座と追い抜きレースを行っていた。自転車競走における追い抜きレースの場合、選手たちは一定の時間をおいて次々にスタートする。レースはふつう短距離で行われるので、選手たちは猛スピードで疾走する。もしスピードを落とせば、同じペースを保っている別の選手が、スタート時についていた差を縮めてしまう。別の選手に追いつかれ、追い抜かれた選手はその時点で失格となり、自転車を降りてトラックから退場しなければならない。追いつかれた選手が誰もいない場合は、最も長い距離を走った選手が勝者となる。出場選手が二人しかいない場合、たいていの追い抜きレースでは、走り出して六マイル以内に、一方の選手が追いつかれてしまう。ウィリアム・キャンベルはキャンザス・シティで、バーレスク・ショウ一座に追いつかれた。(高見浩 訳)


もちろんキャンベルは自転車競争に参加しているわけではない。ターナーもレーシングチームの監督ではない。「自転車」は、ただの比喩ってやつである。でもしかし一瞬だけ思ったりする。ターナーは、昔、プロの自転車選手だったのだろうか?
んなことないよね。それでは小説ってやつが台無しだ。そんな気もする。

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