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286. W・アイリッシュ 青ひげの七人目の妻

「青ひげの七人目の妻」(1936)、邦訳は、創元文庫版『アイリッシュ短編集4 』に収録。先に記事を書いたアナトール・フランスの「青ヒゲの七人の妻」が、ペローの青髭を裏返したような話だったのに対し、こちらはまるごと呑み込んでアイリッシュ風のサスペンス譚に仕立てたもの。

その黒い手帳がおちたのは、最後の服からだった。胸ポケットに入れたまま忘れていたのだろう。(中略)ひろいあげるとき、ふと目が女名前をとらえたので、あたしは手をとめて読んだ。昔の恋人かしら。あたしだって女だもの、気になる。名前はひとつではなく、七つならんでいた。

バーバラ・ニュートン、ローズ・ロートン、シルヴィア・キング、バーサ・ヘイルマン、エスター・ミラー、リンダ・リーガン、ベティ・ドークス

そして、最後のあたしをのぞいて、ぜんぶ赤線で消してある!
(村上博基訳)


アイリッシュ(ウールリッチ)といえば、長編の「幻の女」(1942)である。この不朽の名作を読んだのはずいぶん昔で、まさに” 夜は若く、ぼくも若かった”、である。でもしかし、短編もいいのである。書かれた数も多い。創元文庫だけで短篇集は六冊もある。眠らず食わずで読んでも、全部読むのに30時間はかかる(たぶん)。私の場合途中で寝たり食ったり外出したり他の本を読んだりしたので、読み通すのに3年くらいかかりました。3年も愉しい時間が続いたということでもあります。
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