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☆ 朝顔、其の三

ルドゥーテ(1759-1840)は、ベルギー出身の画家。バラの画家、花のラファエロと呼ばれた。フランスの宮廷画家として活躍。マリー・アントワネットの専属画家でもあった。   ルドゥーテの版画集『美花選』を探してみると、なんと!青い朝顔の絵があるじゃないか。


ルドゥーテ「美花選」(1827)
  (ルドゥーテ「美花選」、1827)


隣家の朝顔が妙に元気が無い。
訊ねてみると主人が代わり世話が滞っているのだという。
不憫に思いその朝顔を譲り受けることにした。
水を与え肥料をやるとたちまち朝顔は瑞々しさを取りもどした。
葉が繁り蔓は天に向かってどこまでもどこまでも伸びていった。
やれやれとわたしは縁側で酒を飲みそのまま眠ってしまった。
気がつくと朝顔がしきりに訴えている。
蔓の先で遊んでいた蕾たちが帰って来ないのだという。
ははあん、遥か上の方で迷っているのだな。
わたしは蔓をどんどん手繰り寄せ、どんどんどんどん手繰り寄せたものだから、雲の上の巨人の城で遊んでいたジャックまで引き寄せてしまった。
これが夢の中のはなしだったのか醒めてからのはなしだったのか。
(B.TSUKINO、「Jack and Morning glory」)



何年前だったか、金沢の21世紀美術館へ行くと、目当ての「明後日朝顔プロジェクト」は終了していた。これでは、むかしばなしの「朝寝坊とあさがお」だ、ようやく時間ができて金沢へ行けるころには花の季節が終わってしまっているという顛末。美術館を覆う、満開の朝顔、見たかったなあ、と悔やむばかり。
いいさ、それなら、自力でやってみるだけだ。今年は、自宅をまるごと朝顔の花で覆っててやろう。ついでに、朝顔の蔓がどこまで伸びていくのかも見極めてやろう。ほんとうに天までとどくのか。巨人の城までつながるか。



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