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310. ジャック・ヒギンズ サンタマリア特命隊

「サンタマリア特命隊」(1971)は、ヒギンズがジェイムズ・グレアム名義で書いた冒険小説。
・・・物語の舞台は、メキシコ、1922年。まだ、革命後の混乱が続いている時代である。登場するのは、アイルランドを逃れて来た若者と、アメリカを追われてきた偽神父の二人。もちろん、忘れがたき美女も出現して華を添える。華を添えてくれなければ、やってらんないほど壮絶な物語が展開される。

警察署長は一週間のほとんど毎日、それもちょうど正午ごろ、生き残った住民に活を入れるため、だれかを処刑していた。当時におけるメキシコのその地方の状態がどんなものであったか、それではっきり想像していただけるものと思う。(中略)
処刑は警察の建物の中庭で行われていた。しかも門は、興味があって見たいと思う者にはすっかり見通せるように、広く開かれていた。そして今回は数名のインディアンと混血のスペイン人たちであった。観客のほうも、真昼の暑さ、頻繁にくり返されてきている催し物としてはそれほど少なくはない。
(安達昭雄訳)



ン十年ぶりに読むヒギンズの冒険小説は、意外にも色褪せることなく、あるいは少し、年がいもなく、昔のように血沸き肉躍ったかもしれない。「サンタマリア特命隊」は、数あるヒギンズの名作の中でも、「鷲は舞い降りた」、「地獄島の要塞」、「死にゆく者への祈り」等に並ぶ傑作だと、声を上げたくなったかもしれない。 ともかく、メキシコはヒギンズの作品にぴったりの舞台だと思わせられたのでありました。



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