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315. ウィリアム・サローヤン メキシコ人


連作短編集『リトル チルドレン』(1937)には、さまざまな国からアメリカにやってきた17人の少年を描いた17の物語が収録されている。しかし「メキシコ人」という短編に登場する少年は、(たぶん)メキシコ人ではなく、(たぶん)主人公というわけでもない。では主人公はだれかというと、それはもちろん”メキシコ人”である。

ホアン・カブラルは、背の高いメキシコ人で、ぼくのおじの下でぶどうのつるを刈っていた。貧乏で、そのうえ大所帯をかかえていた。妻のコンスエラ、息子のパブロとパンチョ、3人の娘、足の悪いいとこのフェデリコ、それに犬4匹、猫1匹、猟銃、老いぼれ馬1頭、古い馬車、それからたくさんの鍋、釜・・・・・。
ある日、ぼくが畑でおじと話していると、ホアンが、馬車で仕事を捜しにやって来た。
「こいつは何者だい?」おじが言った。
「メキシコ人ですよ」とぼく。
「どうしてわかる?」
(吉田ルイ子訳)



ほんの10ページほどの掌編。可笑しくて気が利いていて愉しい。あまりに巧みなのでちょっと意地が悪いという気もする。そこが欠点か



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