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344. フランシスコ・ヒメネス あの空の下で


ヒメネスは1943年メキシコ生まれ。4歳で家族とともにアメリカに移民、後にアメリカ国籍を取得。「あの空の下で」(2001)は、自身の少年時代を描いた物語の第二作である。第一作の「この道の向こうに」では、まだ小さな少年だったフランキーは、本作では高校に入学し、新たな生活が始まる。・・・前作と合わせて、みごとな少年小説に仕上がっていると思う。

クラスメートの大半はぼくがメキシコ人だということを知っていたし、そうじゃない人たちも、ぼくが「ジュニア・スキャンダル」に参加したことをきっかけに知ることになった。ジュニア・スキャンダルというのは、三年生の主催でおこなう年に一度の行事だ。ケロッグ先生のクラスでとなりにすわっている三年の学年委員長のマービン・ベルが、ぼくにも協力してくれないかといってきた。「なあフランキー、ジュニア・スキャンダルに協力してほしいんだけどなあ」ならんで教室に入りながら、マービンは熱心にそういった。(中略)
日曜の夜になっても、まだいいアイデアは浮かばなかった。ぼくはロベルト兄さんに相談してみた。(中略)
「メキシコの歌をうたえばいいじゃないか」
「ぼくも同じことを考えてたんだ。なにがいいと思う?」
「『シェリト・リンド』だな。おまえも大好きだったろ」
(千葉茂樹訳)


「シェリト・リンド」は、メキシコを代表する音楽である。国外でメキシコ人が集まると早速この歌が始まる。そんな歌だという。ワールドカップ等のスポーツイベントの際にも、応援曲として歌われる。♪ア~イ ア~イ アイアーイ♪というコーラスの部分は、日本でも覚えている人が多いかもしれない。ただし、メキシコ人も、”出だし”とこのコーラスの部分だけしか歌詞を知らないという人が多いらしい。歌ってそういうもんだよね。それだけで充分うたえるし楽しめる。



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