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348. ガルシア=マルケス 百年の孤独

ガルシア=マルケスと家族は、1961年7月2日の夕方、メキシコシティにたどりついた。手元には最後の二十ドル。ここには四人の友だちがいるだけだった。いつまでいるのかもわからぬまま、この地に住み続けることになった。雑誌や映画や広告の仕事をしながら、常に小説を書き続けた。「百年の孤独」(1967)も、このメキシコシティで生まれた。

アウレリャノ・ブエンディア大佐は三十二回も反乱を起こし、そのつど敗北した。十七人の女にそれぞれひとりずつ、計十七人の子供を産ませた   ただし、彼らは一夜のうちにつぎつぎに人手にかかって死に、いちばん長命の者でさえ三十五歳までしか生きられなかった。大佐はまた十四回の暗殺と七十三回の伏兵攻撃、一回の銃殺刑の難をまぬかれた。馬一頭を殺すのに十分なストリキニーネ入りのコーヒーを飲みながら、死ななかった。大統領から授与される勲功章も辞退した。最後には全土を支配する革命軍総司令官の地位につき、政府がもっとも恐れる人間となったが、そうなってからも写真だけは絶対に撮らせなかった。戦後に与えられることになった終身年金も断わって、マコンドの仕事場でこしらえた魚の金細工を売ってえた金で老後を送った。
(鼓直訳)



「百年の孤独」がベストセラーになってからも、彼はメキシコに住み続けた。そこで暮らし続ける理由は何か。移動をくり返しながらいつもメキシコに戻って来るのはなぜか。どうして、その地に根を下ろすことになったのか。作家自身にもその答えは見つかっていないという。では、もうひとつだけ質問。どうしてあなたの小説の中には、メキシコが出てこないのか?



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