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☆ 雨の神

①トラロック


DiegoRiveraTlaloc.jpg


「トラロック」は、テオティワカンやアステカ文明で信仰されていた雨の神である。
画像のトラロックの彫刻は、ディエゴ・リベラの作品(1950~1952)で、メキシコシティのチャプルテペック公園にある。・・・この彫刻は、とにかく大きい。あまりにも大きすぎて、近くで見てもよくわからない。見学者は、ちかくの小高い丘に登り、ようやく全体を鑑賞することができる。
感想は、もちろん、・・・”でっかいね”、である。



②チャック・モール


チャック・モール


チャック・モールは、マヤ文明の雨の神である。
しかし、トラロックとの違いは、実際にはそんなに簡単に説明できるものではないのかもしれない。だから、ここでは別のことを書いておこうと思う。

今日は日曜日なので、ラグニーリャへ出かけていった。ペペの言っていた店にチャック・モールが置いてあった。実物大のじつに見事なものだ。店の主人は正真正銘の本物ですよと太鼓判を押しているが、あやしいものだ。ありふれた石を使ってあるのだが、その優雅なポーズやずっしりとした質感は少しも損なわれていない。(中略)
彫像の代金よりも自宅までの輸送費の方が高くついた。が、いずれにしても彫像はここにある。そのうちトロフィーの飾ってある部屋を片付けてそこに置くつもりだが、ひとまず地下室に入れておくことにする。(中略)
夜が明けると、家中が水びたしになっていた。・・・
(木村榮一訳)


引用したのは、カルロス・フエンテスの短編「チャック・モール」(1954)の一節である。
この短篇(邦訳)が収録されている『フエンテス短篇集』は、岩波文庫の赤帯のなかでも大好きな一冊である。そしてこの「チャック・モール」という作品も、とても味わい深い。ちなみに、引用部の手記の書き手の男は、あわれ海で溺死している。



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