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357. エド・マクベイン 警官嫌い

「警官嫌い」(1956)は、”87分署シリーズ”の記念すべき第一作である。
ということは、この作品から警察小説というジャンルが誕生したとも言える。
・・・そんな記念すべき作品にも、<メキシコへ逃げようとする犯罪者>は登場する。なんと、われらがテディを脅そうとするのである!

「とにかくおれたちは、メキシコに行く手筈だった。今日の午後発つつもりだったんだが、おまえの恋人が味なことを考えついたりしやがったんだ。まあ、明日の朝発とう。ここだけ片づけたら、すぐにな」男は一息ついた。「メキシコには、いい医者がいるかな?畜生、これが男の行く道か」男はじっとテディの顔を見つめた。「恋をしたことはあるか?」
テディは男の顔を見つめた。わけが分からず、見当もつかない。この男は人殺しには見えなかった。彼女はうなずいてみせた。
「どんなやつとだ?このお巡りとか?」
テディはまたうなずいた。
「ふうん、そいつは気の毒にな」本当に気の毒だと思っているらしかった。
(井上一夫訳)



87分署シリーズは、このあと、およそ50年に渡って書き続けられた。おかげさまで、スティーヴともテディとも長い付き合いになった。・・・邦訳は、全56冊。ポケミスと文庫版が混在して、もちろん本棚一段には収まらない。嵩張るからと、泣く泣く処分して本はもうあとかたもないが、もちろん今でも警察小説と言えばまず思い出すのはこのシリーズである。次にアメリカに行ったときは、ぜひアイソラの町を訪ねようと思う。次こそは。



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