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380. ケム・ナン 源にふれろ

ケム・ナンは、アメリカの作家。カリフォルニア州生まれ。「源にふれろ」(1984)は、彼のデビュー作である。・・・物語の主人公は18歳の少年アイク、アメリカ南西部の小さな砂漠の町に住む。そこは、若者がある年齢になるとだまって町を出ていくようなところである。アイクは、まだ町に残っている。砂にうずもれたような町で暮らしている。

「おたくの姉さんはハンティントン・ビーチにいたんだ」若者が意を決したように、ようやく口をひらいた。「去年の夏、彼女はメキシコへ行った。ハンティントン・ビーチの男が何人かいっしょだった。男たちは帰ってきたが、姉さんは帰ってこなかった。おれは、何があったのか調べてみたんだが」若者は言葉をきり、アイクの顔を見た。「うまくいかなかった。ただ、、姉さんといっしょに行った男たちは、あんまり感心できるやつらじゃない。なにか、いやな感じがするんだ」
「いやな感じ、とはどう意味だ?」
(大久保寛訳)



清新である。峻烈である。それは青春小説だから当たり前の属性ではあるのだが、それでも稀だと思う。みごとにそれを書ききっているのである。
あまりにみごとなので、ミステリとか探偵小説のかたちが、ただの見せかけのような気もしてくる。それはそれで、なかなか読ませるのではあるが。



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