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46.コナン・ドイル あやしい自転車乗り

「あやしい自転車乗り」(1904)、・・・ミステリと自転車、一番に思い浮かんだ作品はこれだった。なんたってタイトルに自転車という言葉が使われているからね。ほかにも、自転車のスポークが凶器になる話し(グラウザー?)や、自転車がアリバイ作りに使われる話し(セイヤーズ?クリスティ?)などを読んだように思うが、誰のどんな作品だったのかちっとも思い出せない。わたしの記憶力なんてそんなものである。やれやれ。

「あやしい自転車乗り」は、ホームズ物の第三短篇集『シャーロック・ホームズの生還』に収録。この短篇、平凡社版(三上於莵吉訳)では「自転車嬢の危難」、創元文庫(阿部知二訳)では「あやしい自転車のり」、新潮文庫(延原謙訳)では「孤独な自転車乗り」、光文社文庫(日暮雅通訳)とTVドラマ版では「美しき自転車乗り」となっている。ちなみに原題は「The Solitary Cyclist」である。いやはや関係各位に於いては御苦労がしのばれます。

まえの晩の雨がすっかり晴れた美しい朝で、ヒースにおおわれた野には、はりえにしだの花が金色に光りかがやき、焦茶や鳶色や灰色のくすんだロンドンの街にあきあきしたものの目には、ことさら目がさめるようだった。ホームズと私とは、さわやかな朝の空気を吸い、小鳥のさえずりや新鮮な春のいぶきを楽しみながら、砂まじりのひろい田舎道を歩いていった。道はのぼりとなり、クルックベリ丘の肩に出ると、槲の老樹のあいだにチャーリントン屋敷が無気味にそびえているのが見えた。
(阿部知二 訳)


なんだ引用文の中に「自転車」が無いではないかと言われそうであるが。あえてこの部分を選んだ。この箇所が大好きなのである。このイギリスの田舎町の春の情景描写がとても美しいこと!

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ご報告。jacksbeansさんの記事に刺激を受けて自転車に注目しながら読んだ『失われた時を求めて』9を、11月7日にupしました。本来はトラックバックをするところでしょうが、私のブログがトラックバック拒否設定になっていますので、他所様へのトラックバックも差し控えまして、コメントの形でご報告します。

こんばんは

報告だけに、わざわざ来てもらうなんてよかったのに。
どうもありがとう。
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