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390. エラリー・クィーン 死の顎

連作短篇集『エラリー・クィーンの国際事件簿』(1964)は、クイーンが世界中の著名犯罪を取材して回るという設定の基に雑誌連載された作品を集めたものである。現実の犯罪を、本格ミステリに仕上げるクイーンの手際と匠の技を楽しむという趣向。

死人に口なし、ということわざ以上に真実からかけ離れたものはない。その独特で多様な沈黙を解釈すべく訓練された者に対しては、死者(デッドマン)はあらゆることを語る。もちろん、死者が女性(ウーマン)でもそうだ。(中略)
所はメキシコシティ、時はアベラルド・ロドリゲス将軍の短命な政権の期間である。その政治的に不安定な時代、メキシコの首都でも流行の最先端をいく地域に、金持ちで魅力的な未亡人、ソフィア・イネス・アリスタ・ブラガンサが住んでいた。・・・
(飯城勇三訳)



しかし、メキシコを舞台にしたこの「死の顎(あぎと)」という作品は、邦訳だと文庫版でたったの7ページ!短編というより掌編かショートショートのようで、んもうじっくり愉しむ暇もありゃしない。クィーン氏はほんとうにメキシコまで取材に行ったのかどうか?なんて愚痴をこぼしたくなるほど、面白くなったとたんにもう結末を迎えてしまうのである。ちなみに、この美貌で金持の未亡人は、もちろん殺されます。念の為。



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