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411. デイモン・ラニアン レモン・ドロップ・キッド (フルーツ小説百選)

レモンドロップ LemonDropKid.jpg


「レモン・ドロップ・キッド」(1934)は、ラニアンが書いた”ブロードウェイもの”の短編のひとつ。
1934年と1951年、二度に渡って映画化されている。
しかし、この巧みな小説は映画には移しにくかっただろうなと思うものの、やはりラニアンの粋な小説に"ボブ・ホープ"はちょっと違うんじゃないの?そんなふうに感じるのである。

話を四、五年前の八月の午後にもっていくよ、そして場所はサラトガ競馬場   ニューヨーク州でもいちばん気分のいい眺めのところさ   そして人間はレモン・ドロップ・キッドという名の若い男だが、なぜこの若い男が「レモン・ドロップ」キッドと呼ばれるかというと、上着のポケットにレモン味のドロップの小袋を入れ、それをいつも口の中でかりかり噛みくだいているからなんだ。レモンのドロップは当時みんなに愛好されていたキャンディーの一種だよ。ただし、おれはどっちかというと、はっか入りのドロップのほうが好きだがね。
(加島祥造訳)


いいなあ、この軽やかな調子。スラングとメタファーにあふれたゆたかな語りくち。もちろん原文で読むにこしたことはないのだが、ラニアンの”ブロードウェイもの”は、もうすでに加島・訳で30篇も40篇も読んでしまったあと。すでに座右の書偏愛の作家になってしまったあと。この訳文がすっかり、頭に焼きついてしまっているのである。



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