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6.A・スカルメタ イル・ポスティーノ

「イル・ポスティーノ」(1985)、物語の舞台は、1960年代のチリ。
漁師の息子のマリオは、ふとしたことからパブロ・ネルーダに手紙を届ける郵便配達人となった。

1969年6月、ささいな幸運がふたつ重なったことからマリオ・ヒメネスは新しい職に就くことになった。
最初の幸運というのは、たまたま彼が漁師の仕事を毛嫌いしていたということである。(中略)
二つ目の幸運とは彼が自転車を持っていたことである。
この自転車のおかげで、彼が住むさびれた漁村から足をのばして港町のサン・アントニオまで出かけることができた。(中略)
サン・アントニオのさして大きくもない石畳の道で、マリオが郵便局のドアにその貼り紙を見つけたのは、そんなある日のことである。(鈴木玲子訳)


中原中也は、「私は今日郵便局のようなガランとしたところで遊んで来たい。」と書いた。寺山修司は、繰り返し「郵便配達人になりたい」と書いた。ビートルズは、「ちょっと待ってよポストマン」と歌った。フランスには独力で理想宮を造り上げた郵便配達夫がいた。ヴイスコンティの映画では郵便配達も誰もベルを二度鳴らさなかった。
・・・いろんな選択肢があるとしても、わたしならやはりネルーダに手紙を届ける役目を拝受したい。それくらい、この小説にはこころを揺さぶられたのでありました。

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