スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

456. ハンヌ・ライアニエミ 量子怪盗 (フルーツ小説百選)

ライアニエミ(1978~)は、フィンランド出身でイギリス在住の作家である。
「量子怪盗」(2010)は、彼のデビュー長編である。それにもかかわらず、その見事で多彩なSF的ガジェットに唸らされる。ニュー・スペースオペラの魅力にいちどにやられてしまう。”ポストヒューマン時代の怪盗対名探偵”という、とんでもなく陳腐で素敵な物語の設定に、感嘆し魅せられてしまう。
内緒だが、怪盗のパートナーとして、ミエリという名の美少女戦士まで現れるんだもの。

夢の中で、彼女(ミエリ)は桃を食べていた。あれは金星でのことだ。果肉は甘く、果汁たっぷりで、かすかに苦みがあった。味覚は繊細な形で、シダンの味覚と混じりあっている。
ミエリはいった。
「最低だよ、キミなんか」
(酒井昭信訳)


この作品は、間違いなく、2013年のベスト・ブック級の魅力を持つと思う。
ただし、これを”フルーツ小説百選”のひとつとして位置付けるのには無理があった。実際には、もっといいものなのである。読後の感想はただひとつ、三部作の残り二つが待ち遠しくてたまらない。



にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ




関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。