スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

460. 川原泉 愚者の楽園/美貌の果実

川原

漫画喫茶に入る。
しばらくして気がつくのは、書棚に、"川原泉"がないことである。
いや、ようく見てみると、大島弓子も、日渡早紀も、くらもちふさこも、無い。ああ・・・、
慄然とする。

「大丈夫ですか お嬢さん」
「どなたですか? ここはどこかな 一体なにが・・・」
「このたびはうちのヤシの実がとんだ不始末を・・・ 
門の前に人が倒れているのを見つけた時には仰天しました。
そんでですね ここは日本農園ちゅー所で ぼかあその経営者の安楽史郎です」
「日本農園の 安楽死? 
・・・ははは」
「きみ・・・ 毎朝うちの前通るたびに笑ってく人でしょ」
(川原泉「愚者の楽園」)


花とゆめCOMICS版の『美貌の果実』には、四つの短編が収録されている。
架空の森、愚者の楽園、大地の貴族、美貌の果実、
粒揃いというしかないみごとな四編である。
表題作の「美貌の果実」は、母娘が営むワイナリーに"葡萄野精"が手伝いに来るという話。わたしのフルーツ小説選にはもってこいの作品なのである。
しかし、わたしのお気に入りは、フルーツ農園を舞台にした「愚者の楽園」の方である。
この農園のはなしというのが、川原泉にぴったしの設定なのだと思う。
爆笑必至の物語とはこういうものを言うのである。



にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ





関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。