スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

475. ライナア・マリア・リルケ 果樹園


qqq.jpg


『果樹園 』(1926)は、リルケの最晩年にフランス語で書かれた詩集である。
“借りものの国語で、なれない楽器を試みるように”これらの詩をかきつづったのには、明解な理由があった。それは “Verger (果樹園)” というフランス語の言葉に、魅せられたからだというのである。

果実のすべてに無数の面を立派に仕上げんものと
気負ひ立つ幸福な果樹園よ、
お前には出来るのだ自らの古き本能を
時の若さに服せしめるさへ。
・・・・・・
(堀口大學訳)


たった四行の引用でいったい何を伝えようというのかという問題はもちろん棚上げするとして、この1926年の暮れにリルケは死す。最後の地は、晩年の棲み家、フランスのヴァレ、アルプス山中の高原地帯であった。   ”いかに彼がこの風土の持つフランス的なものに心をひかれたか”
なんて問題はむずかしいから棚上げしておこうと思う。




にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ







関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

フランス?

はじめまして
リルケについては、
「ドゥイノの悲歌」、「オルフォイスへのソネット」をはじめとして、
主な作品はだいたい読んでいますし、
いくつかの詩は原語で鑑賞したりもしていますが、
ゲルマン風の美意識しか感じませんでした。
また、彼にはロマン主義的な傾向があり、
自らのルーツに誇りとロマンを感じていたと聞いています。
なので、「フランス的なものに心を惹かれていた」という記事には、
とても意外なものを感じました。
もしかしたら、自らの本質のアンチテーゼ的なものとして、
好んでいたのかもしれませんね。

Re: フランス?

コメント、ありがとうございました。
書いていただいたように、きっとアンチテーゼ的なものとして、ヴァレ地方の風土や、Vergerという言葉に魅かれたのでしょうね。
ただ、フランス語で書いてくれたおかげで、堀口大學の訳文でリルケが読めるという幸せにあたりました。
被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新コメント
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。