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485. E・M・フォースター ハワーズ・エンド (フルーツ小説百選)

“フルーツ小説百選”も終盤まできた。
このシリーズの記事は、「ブライヅヘッド」で始まり、同じように家の名前を小説のタイトルに冠した「ハワーズ・エンド」で終わる、
という趣向もいいなと思ったりしたのだが、記事を書き始めてしまったのでは仕方がない。今日の一冊は、E・M・フォースターの「 ハワーズ・エンド」(1908-1910)である。
   ブライヅヘッドと同様、この家もまたさまざまな果樹に囲まれていた。ただし、こちらはお城のような大邸宅ではなく、古くて小さくてつつましい家であった。

わたしたちが考えていたこととは大違いで、古くて小さくてなんとも感じがいい、赤煉瓦の家。(中略)   前庭から見ると、窓が九つ。
それから庭と牧場の境に、家に向かって左側に、家に少し被さって大きな楡の木が一本生えている。その木がすっかり好きになってしまいました。またその他にもっと普通の楡や、樫の木や   それが普通の樫の木並みにしかいや味がなくて、   まだ他に梨の木や林檎の木、それから葡萄の木が一本ある。(中略)
こんな長い手紙を書くのは、まだ朝の食事の前だからです。ここの葡萄の葉が奇麗なことといったら。この家は葡萄の蔓で蔽われています。今から少しばかり前に窓から見たら、ウィルコックス夫人がもう庭に出ていました。
(吉田健一訳)


引用したのは冒頭のヘレンが姉のメッグに宛てた手紙の一節。
このなんとも感じのいい赤煉瓦の家、楡や樫や梨や林檎の木に囲まれた家、葡萄の蔓に蔽われた古くて小さな家が、この物語の主役になっていくのである。
・・・感想は、とりあえず、永遠の名作と書いておきたい。



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