★松本竣介 街(自転車)

松本竣介(1912-1948)、彼の絵は、建物と風景が多い。橋、工場、駅、などを中心にしたシンプルな構図が多い。色調は、青を中心としたものと、灰色や茶、黒を中心としたモノトーンのようなものがある。青といっても暗いものが多い。グレイが混ざっている。鮮やかな青もあるが少ない。モノトーンのタイプのものと合わせると、結局、どれもが薄暗く沈んだ調子である。背景は、白い空だけという場合が多い。この白も沈んでいる。灰色に浸されている。昭和初期~戦時下に描かれたこと、松本が若くして夭逝したこととあわせると、この暗い色調の絵は、何か絶望のしるしのように捉えてしまいそうになる、しかし、そうではない。と思う。暗い色調の中に微かに光のようなものが浮かんで見えるところに魅かれるのだと思う。
「街(自転車)」は、1940年の作品である。岩手県立美術館で見られる。


松本、街(自転車)1940

  
それにしても、松本竣介の街の風景はこころにしみる。
この「青」がしみてくるような気がして、肩をまるめてしまうのである。



にほんブログ村 本ブログ 海外文学へ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです




関連記事
スポンサーサイト

⇒comment

Secret

被災地の学生を応援しよう!
プロフィール

jacksbeans

Author:jacksbeans
ようこそ!
記事のカテゴリ区分は、
①自転車、②図書室、③青、④メキシコ、⑤フルーツ、⑥階段、⑦画家、⑧スープ、⑨音楽、⑩綠、です



にほんブログ村 本ブログへ

ブログ村ランキング参加中、
クリックしていただけると幸いです。

カテゴリ
月別アーカイブ
04  12  09  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04  03  02  01  12  11  10  09  08  07  06  05  04 
検索フォーム
最新コメント
最新記事
PVアクセスランキング/海外文学
リンク