★475. リルケ 果樹園

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『果樹園 』(1926)は、リルケの最晩年にフランス語で書かれた詩集である。
“借りものの国語で、なれない楽器を試みるように”これらの詩をかきつづったのには、明解な理由があった。それは “Verger (果樹園)” というフランス語の言葉に、魅せられたからだというのである。

果実のすべてに無数の面を立派に仕上げんものと
気負ひ立つ幸福な果樹園よ、
お前には出来るのだ自らの古き本能を
時の若さに服せしめるさへ。
・・・・・・
(堀口大學訳)


たった四行の引用でいったい何を伝えようというのかという問題はもちろん棚上げするとして、この1926年の暮れにリルケは死す。最後の地は、晩年の棲み家、フランスのヴァレ、アルプス山中の高原地帯であった。   ”いかに彼がこの風土の持つフランス的なものに心をひかれたか”
なんて問題はむずかしいから棚上げしておこうと思う。




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