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832改. くらもちふさこ 銀の糸 金の針

別冊マーガレット1981,9


(承前)

先の記事(#832)で書いたように、美大を舞台にした漫画はいろいろあるが、わたしの一番のお気に入りは、くらもちふさこさんの比較的初期の短編、「銀の糸 金の針」(1981)である。(題名は、カントリー・ミュージックの曲名に依る)

初期といっても、すでに「おしゃべり階段」を書き、「いつもポケットにショパン」の連載を終えていた時期である。また、この短篇のあとには、「ハリウッドゲーム」、「いろはにこんぺいと」、「東京のカサノバ」と怒涛のように傑作をものにしていくことになる。つまり「銀の糸金の針」は、まさに、作家としてのピークを極めようとしていた時期に書かれた短篇ということになる。小品ではあるけれども、くらもちさんの魅力が、ちゃあんと一杯につまった作品だと思うのである。


「古そうな曲、なんて曲だろう」
「銀の糸と金の針」
「へえっ、ステキ、どんな内容?」
「・・・・」
「どんな内容?」
「・・・・」
「ケチ!!」
「銀の糸と金の針でも、あたしの心をつくろえない」
「それ・・・、それだけ救いようのない失恋をしたってこと?」
「いや、この曲はそーいう意味じゃないね」


テーマは、いつものくらもちさんと同じ。「女の子の気持ち」である。
とてもとても大昔の話になるが、わたしは、そもそも女子というものがどういうものであるのかを、くらもちさんの漫画で学んだ。それが正しいことであったのかどうかはわからないが、萩尾さんや竹宮さんではなかったことがポイントである。おかげで率直な気持ちの男子に育ったと思う(W)

以上、報告します。




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