67.ディラン・トマス ぼくとぼくの自転車

「ぼくとぼくの自転車」(1950年頃)は、ディラン・トマスの未完成の戯曲。国文社版・全集第4巻に収録。
とても短いコントのような作品。コメディ調でミュージカル仕立て。これが、とても楽しい。

J:なんと御立派にみえることでしょう/ペニー・ファージングをもっと/わたしのいとしいオーガスタス/それに打ち乗りとても堂々/ちっとも恐れていはしない/ああ、わたしも似合うわ/もし乗ってみさえしたら!

O:あなたのためなら乗せていく/ぼくのいとしいジョージーナ/ここからカーマーゼンまでも。

J:ああ、そんなあなたは、まあ勇ましや/ペニー・ファージングに打ち乗って!

O:ですが、実を申せば/あなたの坐るところはとても尖ってる。(…以下略)
(松田幸雄訳)


物語の舞台は、英国、ヨークシャーの田舎屋敷、時代は19世紀末か20世紀初あたり。
ここで登場するのは、御屋敷の令嬢ジョージーナ(J)と、ボーイフレンドのオーガスタス(O)の二人。
引用したのは、オーガスタスが、時代物のペニー・ファージング(前輪が大きい旧型自転車)に乗って訪ねて来る場面。
登場するやいなや、たちまち「歌」が始まる。この歌が傑作、それはもう楽しいこと!まるでスラプスティック・コメディのよう。
そんなドタバタ調子のまま、物語はフィナーレを迎えるのでありました。

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